AD値

【2020新卒研修日記】CISCO語を知ろう!!【2020.10.12】

こんにちは!今回はサバさんがお送りします。

本日は先日の記事で少しだけ触れたCISCO語を記事にしました。

【2020新卒研修日記】CCNAを受験する際の注意点!!【2020.10.7】

CISCO語
CCNAを学習していると
聞くことがあるかもしれない言葉です

今回はそんなCISCO語について解説したいと思います。

CISCO語とは
CCNAの試験の問題などで出てくる
変に日本語に翻訳された用語や単語のことです。

特に印象に残っている
一部のCISCO語を紹介します。

管理ディスタンス値

これはAD値のことです。
ADは略さずに書くと
Administrative Distance(アドミニストレーティブディスタンス)となり
直訳すると管理距離になります

これはよくあるタイプのCISCO語で
中途半端に日本語に翻訳されているものです。

ファーストホップ冗長プロトコル

これはFHRPのことです。
FHRPは略さずに書くと
First Hop Redundancy Protocolとなります
これをグーグル翻訳にかけると
ファーストホップ冗長プロトコルと翻訳されます。
何故かRedundancyだけがしっかり日本語になっている

OSPFのネイバー関係

Down 停止
2Way 双方向
Full  完全など

直訳ではなく意訳になっているタイプもある
普段はDOWNなどで見かけているため
どれが正しいのかが分からなくなる。
普段から動作を理解していれば解くことができる

ワイヤレスセキュリティ分野の
選択肢に出てくるCISCO語

HEXが16進数
OCTが8進数
DECが10進数
と翻訳されて出てくる

普段の学習からHEXの意味を
16進数と認識していれば解くことができる

答えを覚えているだけだと対応できないので
問題を解く際はしっかりと解説などを
読んだほうが良い。

このようにCISCO語であっても
大体のものはしっかりと学習していれば
答えにたどり着けることができる
ので
偶に用語を略すことなく読んでみるのも
良いCISCO語対策になるかもしれません

ただ、少数ですが本当に文脈がおかしくなっている
問題もあるので気を付けてください。

本日の記事は以上になります。
次回の記事もお楽しみに!!!

合わせてお読みください

【2020新卒研修日記】AD値とロンゲストマッチについて!!【2020.10.9】
【2020新卒研修日記】冗長化を知ろう!【2020.9.4】
【2020新卒研修日記】OSPFについて知ろう!【2020.8.28】

【2020新卒研修日記】AD値とロンゲストマッチについて!!【2020.10.9】

今回の記事はがわさん、シンディーさんがお送りいたします!1

今回はダイナミックルーティングプロトコルで使用されるAD値とロンゲストマッチについて説明致します!

そもそもAD値(Administrative Distance Value)とは
ルーティングプロトコルに対する信頼度を
数字化した値の事を指します。
AD値は数字が低ければ低いほど信頼性が高く
逆に数字が高ければ高いほど信頼性が低くなります。

サイト:https://www.infraexpert.com/study/routing.html
引用元:ネットワークエンジニアとして

このAD値は同一の宛先ネットワークに対する経路情報を
複数のルーティングプロトコルで学習している場合
ルータは信頼度が高い、即ちAD値が低いルーティングプロトコルだけを
ルーティングテーブルに登録します。
例としてそれぞれのダイナミックルーティングプロトコルのAD値を示したいと思います。

例)直接接続=0、スタティックルート=1、EIGRP=90、OSPF=110、RIP=120
※上記の値は全て初期設定です。
 管理者側で任意に設定を変更する事ができます。

以上のAD値の数字から、ダイナミックルーティングプロトコルのAD値は
直接接続やスタティックルーティングよりも高い事が分かります。
例えばスタティックルートで設定した場合は
ダイナミックルーティングプロトコルを設定したとしても
障害や故障が発生しない限りそのルートが使用される事はありません。
即ちルーティングテーブルにも登録されません。

このようにAD値はルーティングの最適な経路を選択する際の優先度を決定する値として非常に多く使われています。

更に、AD値と同じくルーティングの最適経路を選択する基準となる
ロンゲストマッチについても説明したいと思います!

ロンゲストマッチとは
パケットを転送する為の複数の宛先ネットワークがルーティングテーブルにある時、宛先ネットワークのアドレスビット(プレフィックス長)が
最も長く一致する
先の経路をパケットの転送先として選択するルールの事です。

サイト:https://www.infraexpert.com/study/routing.html
引用元:ネットワークエンジニアとして

ロンゲストマッチは複数の宛先ルートから最適経路を選択する際に
最も優先度が高い基準方法になります。
その為、基本的にAD値よりも優先度が高く
最適な経路を選択する時は基本的にロンゲストマッチで全て決まると言っても過言ではありません。

ただし、ロンゲストマッチの際に一致する値が同じである場合は
次に優先度が高いAD値が選択基準になります。

これらの話をまとめるとロンゲストマッチは
ネットワークエンジニアにとってとても大切な知識であり
これからの業務においても非常に使用する機会が多い技術です。

余談ですが、Ciscoの本試験では”AD値“のことを”管理ディスタンス値“などと表現されます。
普段学習する際は”AD値”と覚えているので、最初は混乱しますし、本試験では独特な言い回しが多数出てくるので、巷では”Cisco語“などと言われています。

以上がAD値とロンゲストマッチの解説でした!!
それではまた、お次の記事でお会いしましょう!!