今回の記事はいわっちさん、サバさんでお送りします。
今回は16進数とMACアドレスについて説明をしていきます。
・16進数
皆さんは16進数がどんなものかご存じですか?
「16」になると桁上がりする数字のこと
0から9までは普段使っている
10進数と変わりませんが
10からは1文字で表記するため
数字の代わりにアルファベットが
使用されます。
16進数は2進数との相性が良く
16進数の1桁がちょうど2進数の4桁になるため
簡単に変換することができます。
なぜ、4桁なのかと言うと
2進数は4桁で0-15まで
数えることができるからです。
・MACアドレス
MACアドレスは物理アドレスとも呼ばれ
機器一つ一つを識別する番号であるため
世界に同じ番号は存在せず、また変更することも出来ません。
(一部、例外もあります。)
48bitのアドレスで16進数で表現されます。
実際には
86-3A-4B-9C-E7-DE もしくは 2F:7A:67:B3:28:9C
と、言ったように6つの区切りで表されます。
(アドレスはランダムな物を使用しています。
実際に設定されているものと異なる場合がございます。)
この区切りを細かく見ると前から4つ目の区切りまでで
ネットワーク機器の名称まで特定する事が可能です。
MACアドレスは通信をするときに使用しますが
ネットワークについて学習している方なら
こう疑問に思われたかもしれません。
「IPアドレスも通信に使うじゃん。何が違うの?」
そうです。IPアドレスも通信に使用しますが
使用する用途が違うのです。
まず、
それぞれの示しているものが違います。
送りたいものを郵便物として例えると分かりやすいです。
IPアドレスはネットワーク上での住所のことを指し、
MACアドレスはそれぞれの名前のようなものです。
ネットワーク機器を別の場所に設定するときには
ネットワーク機器の引っ越しが必要です。
引っ越した時に住所(IPアドレス)は変わってしまいますが
名前(MACアドレス)は変わりませんね。
なので、
IPアドレスは変更可能ですがMACアドレスは変更ができません。
IPアドレスでは送りたい相手の住所を指定しますが
それだけでは送る為には不十分です。
IPアドレスで送りたい相手を指定しても
送るための経路を指定していないので送ろうにも
次に何処に送ればいいのか分かりません。
それを指定するのがMACアドレスです。
AさんがBさんあてに郵便を出しても直接届くわけでは
なく、いくつかの郵便局を経由して届きます
IPアドレスでBさんの住所を指定し、
MACアドレスで次に届く郵便局を指定します。
IPアドレスは枯渇の可能性があり、
IPv4の改良版であるIPv6が開発されていますが、
MACアドレスはIPアドレス(IPv4)に比べて総数が多く
2の48乗個≒280兆個もの数があるので
理論的には枯渇するのだが現段階では差し迫った問題にはなっていない。
以上が本日の記事になります。
いかがでしたでしょうか。
今回は複雑な話ばかりで少し難しく感じたかもしれませんが
なれてしまえばそこまで難しくはありません。
なので、最初は慣れる事を目標に学習をするのが良いと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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MACアドレスとIPアドレスの違い -Qiita
qiita.com/cironaga/items/6a0c909e31f986c9f825
用語解説
IPv4:良く使われているIPアドレスの事
「192.168.10.100」のように4つの区切りで表現されている。
MACアドレスが物理アドレスと呼ばれるのに対応して
論理アドレスと呼ばれます。
総数は2の32乗個≒43億個存在しているが
IPアドレスが枯渇するとして問題視されている。
IPv6:IPv4の枯渇対策として登場したIPアドレス
「2001:0db8:bd05:01d2:288a:1fc0:0001:10ee」のように
16進数で16ビット単位で区切って表現されている。
総数は2の128乗≒340澗個と莫大な数になっている。