今回の記事はよっしーさん、かいティンさん、シンディーさんの3人でお送りします。
今日はCCNAで学習するEtherChannelについてのお話です。
是非読んでいってください!!
EtherChannelとは、複数の物理回線を1本に束ね、1本の論理的なリンクとして使用する技術です。
つまりこの方法は、機種により異なりますが2~8本までのリンクを束ね1つの論理リンクを形成することです。
リンクを束ねることにより帯域幅を拡大しロードバランシング(負荷分散)や、
信頼性の向上などの効果をもたらすことが可能になります。
またEtherChannelには、冗長性もあります。
8つの束ねたリンクの1つがダウンしても、そのリンクで送信されていたトラフィックは自動的に隣接するリンクに数ミリ秒以内で移動されます。
EtherChannelには形成方法があり、スタティックとダイナミックの2種類があります。
まず最初にスタティックについて説明します。
スタティックとは、静的(※1)を意味し手動で設定することです。
スタティックにはONというモードがあり
このモードをONにすることによってネゴシエーション(隣接機器と交渉を)せずに強制的にEtherChannelを形成する手法になります。
次は、ダイナミックについてです。
ダイナミックとは動的(※2)にEtherChannelを自動生成と維持をしてくれる形式を指します。
設定方法の一つであるダイナミックですが具体的にどのようなものなのかというと簡単に二種類のプロトコルがあります。
それはPAgPとLACPと言われるプロトコルです。
一緒に一つずつ見ていきましょう!!
ざっと言ってしまうとPAgPはCiscoという会社独自のルールに対し
LACPは業界のルールです。これらによってダイナミックのルール
が成り立っています!!
少し余談ではありますが「業界のルールがあるのになぜCisco社の
ルールが適用されているの?」と思う方がいると思います。
理由は単純に会社のシェアが世界トップレベルだからです。
やはりシェアが高いと自然とルールをつくれる権力が出来てしまうのですね!!
話がそれました、、本題に戻ります。この記事の最初の方に説明した通り
EtherChannelには複数のリンクを束ねるという技を持っています。
PAgPとLACPは簡単に言ってしまえば「複数の線を論理的に束ねるお約束事になる部分」と思ってください!!
また、これらのプロトコルにはそれぞれ2つのモードが備えられています!!
しかし、これ以上話してしまうと専門用語だらけで余計難しく
なってしまうのでざっと言ってしまうと
その状況に従ってPAgPとLACPは臨機応変に動いているよ!!という感覚で大丈夫です。
以上がPAgPとLACPの大まかな説明です。
この二つは同じ役割を持つのに使う会社の機器によってプロトコルが違うのは少々頭を悩ませますよね!!
(※1)静的とはあらかじめ与えられた状態などが変化しないことや、状況を通じて一貫して内容が維持されること。
引用元:IT用語辞典
URL:http://e-words.jp/w/%E9%9D%99%E7%9A%84.html
(※2)動的とは状態や構成が状況に応じて変化したり、状況に合わせて選択できたりする柔軟性を持っていること。
引用元:IT用語辞典
URL:http://e-words.jp/w/%E5%8B%95%E7%9A%84.html
以上が本日の記事になります。
最後までお読みいただきありがとうございました!